連載

数字で読む現代

vol.02

今回の数字 700km

不法投棄対策の切り札は「宇宙」にアリ!

廃棄物の不法投棄問題に対して頭を抱えてきた岩手県が、画期的な不法投棄対策を取り入れるとして注目を集めている。不法投棄現場の監視をなんと「宇宙」から行うというのだ。

この監視システムの実現に向けて、岩手大学と宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)が共同で取り組んでいる実証の主役となるのは地球観測衛星「だいち」だ。地表から700キロメートル(東京〜広島間の距離)離れた軌道上を回る「だいち」は、地表の2.5メートル四方のものまで画像として判別できる能力を持つ。この画像能力を使って、県内の産廃処分場などの画像をデータベース化し、変化を確認できる仕組みを作るという。

JAXA衛星利用推進センターの滝口太氏によれば、「だいち」は46日ごとに同じ場所を通過し、雲がない時に地上を撮影。この画像を分析することで産廃処分が適正に行われているかどうかをチェックしていくということで、現在、試行運用が始まっているとのこと。

観測衛星「だいち」のこの画像能力は、今後、不法投棄の監視以外にもさまざまな利用法が考えられる画期的な「宇宙の目」になりそうだ。

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