花粉症Q&A Q1
花粉症はなぜ起こる?
▲くしゃみなどの鼻の症状が出るのは、花粉という異物を排除する働きによるものなのだ
私たちの体には、ウイルスや細菌などの異物が体内に侵入すると、それに対する“抗体”を作り、次に同じ異物(抗原)が入ってきたときに撃退するシステムがあります。これが免疫の働きです。
基本的には、花粉症の場合もこの免疫反応と同じことが起こっています。本来無害であるはずの花粉を異物(抗原)と見なし、花粉に対する抗体(IgE抗体)をせっせと貯め込んでいるわけです。このIgE抗体が一定量に達すると、アレルギー反応が起こる準備が整い、この段階で花粉が侵入すると、くしゃみや鼻水など、花粉症の症状が引き起こされます。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどは、花粉という異物を体内から追い出すための免疫の過剰反応といえます。


- 平成7年、八王子市に耳鼻咽喉科診療所を開設。日本耳鼻咽喉科学会専門医。日本耳鼻咽喉科学会評議員、東京都耳鼻咽喉科医会理事を務め、日本アレルギー学会などに所属。テレビや雑誌、講演でも活躍中。日本で初めて開いた耳鼻咽喉科ホームページはこちら。
花粉症の症状の鼻水。この鼻水、いったい1日にどのくらいの量が出ているのだろう。実は、正常な状態でも1日に約1リットルの鼻水が分泌されている。大部分は異物の侵入を防いだり、鼻から吸った空気に適度な湿り気を与えたりすることに使われ、残りは無意識に飲み込んでいるので、自覚されることはない。これが花粉症になると、花粉を洗い流すために鼻水の量が2~3倍に増え、鼻から出てくる。それでも、実際に鼻から出てくる量としては、多くても1日100ccほどなのだそうだ。
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