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「ブロークン・トレイル 遥かなる旅路」© CPT Holdings, Inc. All Rights Reserved.

今の米国TV界の活況を知るには、単発のTV用映画であるTVムービーや、2話〜10話前後からなるミニシリーズを展望するほうが分かりやすい。映画界でコミックやアニメの映画化や海外作品のリメイクが幅を利かせる一方、人間を見つめたオリジナリティあふれる良作は、今やTVムービーやミニシリーズのほうがずっと見つかりやすく、俳優もスタッフも充実の一途をたどっている。
今年ノミネートされた俳優陣も、「クィーン」によって今年のアカデミー主演女優賞に輝いたヘレン・ミレン、「ファーゴ」のウィリアム・H・メイシー、「ゴッドファーザー」のロバート・デュヴァル、「アイリス」のジム・ブロードベント、伝説の実力派女優ジーナ・ローランズなど、映画賞や映画祭と見間違いそうになるほどの豪華メンバーだ。
ミニシリーズ作品賞の本命は、全番組あわせて今年2番目の16ノミネートを獲得したウォルター・ヒル監督(映画「ロング・ライダーズ」)による西部劇「ブロークン・トレイル 遥かなる旅路」(日本ではWOWOWが放送)。対抗はヘレン・ミレンが主演した英国ドラマ「第一容疑者」の最新作「Prime Suspect: The Final Act」(日本未放送)か。
TVムービー作品賞の本命は、今年最多の17ノミネートを獲得した「Bury My Heart At Wounded Knee」(日本未放送)。ここ数年、ミニシリーズ/TVムービー部門で圧倒的な実績を誇る全米HBOチャンネルの自信作で、ディー・ブラウンの小説「わが魂を聖地に埋めよ―アメリカ・インディアン闘争史」を原作に、ネイティブ・アメリカンの知られざる歴史を描いている力作だそうだ。
日本で見られるかどうか、難しそうな作品も多いが、このエミー賞を機に、1本でも多く日本上陸をはたすことを祈りたい。
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